ガソリンスタンドで正社員になる

ガソリンスタンドで働くにあたって、既に実務経験を有している方や転職の方は正社員でのスタートが可能となりますが、多くの方は未経験であり初めての業務内容であることから、アルバイトでのスタートとなります。

アルバイトでも、コンビニや新聞配達をはじめとする他業種のアルバイトに比べ、技術や体力が求められる仕事であることから時給などの待遇面は優遇されており、契約社員や正社員といった社員登用への道も門戸が広い業種と言えます。

アルバイトから入社する場合、最初は、車両の窓拭き・社内清掃といった清掃サービスから給油中の接客といった業務内容からスタートします。

早く仕事を覚えれば、タイヤの空気圧チェックといった点検業務から各種オイル交換やタイヤ交換などのメンテナンス業務を任されるようになり、技術が必要とされる業務を徐々に覚える必要があります。

その後、後輩や同僚のアルバイトをまとめるバイトリーダーのポジションを任されることでリーダーシップを発揮し、正社員への道が開ける事となります。

正社員になるには、現場の責任者としての役割が期待されることから、少なくとも危険物取扱者乙種第４類の資格を有していることで優遇されるでしょう。

正社員になることで、年収は300万円から400万円が相場であると言われています。

正社員に登用されると、車両の点検や消耗品の交換といった技術業務もより専門的な内容へと進むことになります。

日次・月次の収支管理や採用、人材育成や提携先企業との打ち合わせ・営業など、店舗運営全般に関わる業務も増えていきます。

技術力をもっと磨きたい方には、整備士や検査士といった資格を取得することで、メンテナンス・修理のエキスパートに進むポジションもあります。

マネジメントに専念した場合、店長になって店舗運営の責任者となるポジションもあれば、運営企業が複数の店舗を持っている場合、複数店舗を管理するエリアマネージャーといったポジションに進む道もあります。

年収の相場には、地域性や企業規模によって幅が生じますが、技術職で500万円以上、店長といったマネジメント職で600万円程と言われています。

資格を複数保有し技術力のある方は、同業他社からの引き抜きや転職に有利と言えるでしょう。

特に、手に職をつけている方にとっては、安定した収入が約束されていると言えます。

マネジメントに進んだ場合、他業種の店舗運営にも生かすスキルを身につけることが可能であるため、マネジメント職として転職する際に有利となります。

近年、エコカーや、電気自動車などの普及により、もしかしたら「求人はあるけど将来的には、ガソリンスタンドの需要は減るから、ガソリンスタンドに就職、転職するのはリスクがあるのでは？」と、ガソリンスタンドで働くことを踏みとどまってしまう方もいるかもしれません。

しかし、その心配はありません。

なぜなら、ガソリンは国民にとってなくてはならないものであり、需要が完全になくなることはないからです。

確かに、近年は石油小売業者が増え、競争が激化しているため、店を閉じてしまう店舗も少なくありません。

しかし、逆に言えば、現在残っているガソリンスタンドは競争に勝ち、生き残った店舗だと言えます。

そのため、将来的にも生き残る可能性は高いと言えます。

また、ガソリンスタンドでバイトをしたり、就職、転職することには多くのメリットがあり、様々な人にオススメできる職場だと思います。

では、どのような人がガソリンスタンドでアルバイト、就職、転職して働くことに向いているのかというと、それは車やバイクが好きということです。

やはり、毎日多くの車やバイクが行き交うガソリンスタンドでは、車好き、バイク好きにとっては最高の環境だと言えます。

「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、車やバイクが好きな人は働く前からあらかじめ知ってる知識を仕事に活かせるうえ、好きなことが仕事に直結しているので非常に飲み込みが早く上達のスピードが速いメリットがあります。

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